伏見寅威とは?阪神移籍後の成績や年俸、結婚・家族・「キャッチャーの人」の由来まで紹介【2026】

伏見寅威選手 阪神タイガース
阪神タイガースホームページより引用

阪神タイガースのベテラン捕手・伏見寅威選手は、オリックス、日本ハムを経て2025年オフに阪神へ加入しました。

「キャッチャーの人」と呼ばれる人柄の良さでも注目を集めています。

この記事では、伏見寅威選手の出身や経歴、ドラフト、プレースタイル、通算成績、年俸推移、結婚や家族まで詳しく紹介します。

目次

  1. 伏見寅威の出身と経歴は?
  2. 伏見寅威の人物像について
  3. 伏見寅威のドラフトについて
  4. 伏見寅威のプレースタイルと評価
  5. 伏見寅威の今後の展望
  6. 伏見寅威の家族は?
  7. 伏見寅威の結婚・彼女は?
  8. まとめ
  9. Q&A

伏見寅威の出身と経歴は?

項目内容
氏名伏見 寅威(ふしみ とらい)
生年月日1990年5月12日
出身地北海道
身長/体重181cm/89kg
投打右投右打
ポジション捕手
経歴東海大学付属第四高等学校 → 東海大学 → オリックスバファローズ→ 日本ハムファイターズ → 阪神タイガース
背番号17(阪神タイガース・2026年~)
23(日本ハムファイターズ・2022~2025年)
23(オリックスバファローズ・2013~2022年)
表の内容は2026年7月時点のもの

伏見寅威選手は1990年5月12日生まれ、北海道千歳市の生まれの江別市育ちです。

小学3年生の時に野球を始めました。

中学時代は札幌白石シニアに所属し、当時の監督から捕手を任されたことがキャリアの出発点になっています。

高校は東海大学付属第四高等学校(現・東海大学付属札幌高等学校)に進学し、春の全道大会で優勝、夏はベスト4という成績を残しました。

卒業後は東海大学へ進学し、1年生の秋から正捕手のポジションを確立。

1学年上には後に読売ジャイアンツのエースとなる菅野智之投手がおり、名バッテリーとして活躍しました。

2年時には4番打者も任されるなど、攻守にわたって存在感を発揮しています。

2010年の世界大学野球選手権大会では日本代表に選出され、リーグ通算79試合に出場し打率.314、6本塁打、52打点という好成績とともにMVPやベストナインを2度ずつ、首位打者にも輝きました。

大学時代からすでに「打てる捕手」としての片鱗を見せていたことがわかります。

プロ入り後はオリックス・バファローズで10年間プレーし、2022年オフにFA権を行使して地元・北海道日本ハムファイターズへ移籍。

3年間ファイターズでプレーした後、2025年11月14日に阪神タイガース・島本浩也投手とのトレードが成立し、35歳にして初めてセ・リーグ球団、阪神タイガースでのプレーとなりました。

伏見寅威の人物像、なぜキャッチャーの人と呼ばれる?

伏見寅威選手を語るうえで欠かせないのが、2026年シーズンに阪神で定着した「キャッチャーの人」という呼び名です。

この由来は、同年4月29日のヤクルト戦後、バッテリーを組んだ髙橋遥人投手のヒーローインタビューにあります。

髙橋投手は他の捕手陣(梅野隆太郎選手や坂本誠志郎選手)への配慮から、あえて名前を明かさず「キャッチャーの人に引っ張ってもらって」と発言。

この気遣いあふれるコメントがファンの間で話題となりました。

その後、7月22日のDeNA戦で移籍後初めてお立ち台に立った伏見選手本人が「今年からトレードで来ました、“キャッチャーの人”こと伏見寅威です」と自己紹介し、球場を沸かせています。

このエピソードは、伏見選手の人柄の良さと、他の選手たちからの信頼の厚さを象徴する出来事として語られています。

チームメイトからの評価

オリックス時代から一貫しているのが「チームのムードメーカー」としての評判です。

ベンチでは大きな声を出し、守備から戻ってくる選手を真っ先に出迎えるなど、チームの士気を高める存在として知られてきました。

練習中も先輩・後輩の垣根なく声をかけてコミュニケーションを取るタイプで、若手選手からも慕われています。

チームメイトからの信頼の厚さを物語るエピソードとして、2026年4月11日の中日ドラゴンズ戦で記録した阪神移籍後初安打の場面も見逃せません。

出場7試合目、14打席目でようやくつかんだ移籍後初安打となる左前打を放った伏見選手を、記念のボールが一度は一塁側のボールボーイに戻された後も、三塁側ベンチにいた多くの選手たちがわざわざ飛び出して大声で返却を求め、最終的に記念球は無事に本人の手元へと渡されました。

阪神タイガース移籍後初ヒットを打った伏見選手
移籍後初ヒットを打ち出塁した伏見選手
Sponichi Annexより引用

移籍してからまだ数か月というタイミングにもかかわらず、後輩選手たちから慕われチームにしっかりと溶け込んでいる様子や、ベンチの雰囲気の良さが伝わるワンシーンとして話題になりました。

また、7月22日のDeNAベイスターズ戦で移籍後初のお立ち台に立った際には、入団当初から何かと気にかけて声をかけてくれていた近本光司選手や大山悠輔選手とともに登壇。

「いいメンバーで上がれて、本当にうれしかった」と笑顔を見せ、「ワンチームの中に入ってます」とすっかりチームに溶け込んでいる様子を語っています。

こうした一つひとつのエピソードから、伏見選手の人柄の良さが、移籍先でもすぐにチームメイトとの信頼関係を築く原動力になっていることがよくわかります。

首脳陣からの評価

首脳陣からもベテランならではの勝負強さや気迫が高く評価されています。

DeNA戦で満塁の場面から果敢に右方向へ弾き返した一打について、藤川球児監督は「伏見の打席、満塁での踏み込んでの右方向へのヒットというところも含めて、これはすごく厳しい勝負に仕掛けていっているという部分では、たくさんの選手が学んでいかなければいけないんじゃないですかね」とコメントし、若手選手の手本となる姿勢として称賛しています。

新戦力として加入したベテラン捕手が、チームの勝負どころで結果を残す姿は、首脳陣にとっても頼もしい存在となっているようです。

また、守備・配球面でも藤川球児監督は以下のように伏見選手を評価しています。

「伏見が加入したことによって阪神タイガースが持っている配球面、戦術面に違うエキスが入ることで科学反応があった。伏見の経験、彼の持っている勝負根性、他球団で培ってきた負けない、絶対に勝つ、そういう部分。ベテランであるからこそ持ち合わせていてすごく魅力的に映った」ー2026年前半戦を振り返って

Sponichi Annexより引用

投手から信頼される理由

伏見選手が多くの投手から信頼される理由の一つに、打者を丁寧に観察してリードできる冷静さと、状況に応じた柔軟な対応力が挙げられます。

オリックス時代の同僚だった山本由伸投手は「チームの精神的支柱は誰か」と問われた際に伏見選手の名前を挙げたこともあり、投手陣からの信頼の厚さがうかがえます。

また、菅野智之(東海大)、山本由伸(オリックス)、伊藤大海(日本ハム)と、これまで沢村賞を受賞した投手たちと縁深くバッテリーを組んできたことも特徴的です。

伏見選手自身は「その時のピッチャーが努力して結果につながっているだけ」と謙虚にコメントしていますが、実力ある投手たちから繰り返し指名される背景には、伏見選手ならではの気配りとリード力があると考えられます。

前述の「キャッチャーの人」エピソードも、髙橋遥人投手が伏見選手を含む捕手陣全体への感謝を口にした出来事であり、投手からの厚い信頼が言葉の端々ににじみ出ています。

伏見寅威のドラフトについて

伏見寅威選手は、2012年10月25日に行われたドラフト会議でオリックス・バファローズから3位指名を受けてプロ入りしました。

指名当時は「10月にオリックスから指名される夢を見ていた」と語っており、実際に指名を受けた際には「本当に正夢になりました」とコメントしています。

同年11月18日に契約金6000万円、年俸1200万円(いずれも推定)で入団合意。

プロ入り時の背番号は「23」で、この番号はその後日本ハム移籍時にも引き継がれました。

スカウトからは、パンチ力があり広角に打てる強打の捕手として、攻守両面でチームトップクラスの評価を受けていたと伝えられています。

伏見寅威のプレースタイルと評価

伏見寅威選手は、パンチ力を活かした広角への強打が持ち味の「打てる捕手」です。

バスターやエンドランなど、状況に応じて臨機応変に対応できる器用さも兼ね備えています。

また、打者の傾向を観察してリードできる冷静な判断力と、キャッチャーとしては評価の高い素早いフットワークも大きな強みです。

2021年にはリーグ2位となる盗塁阻止率.415を記録するなど、守備面でも高いレベルを示してきました。

伏見寅威の通算成績(年度別)

年度所属球団試合打数安打本塁打打点打率
2013オリックス1728712.250
2014オリックス75000.000
2015オリックス2022600.273
2016オリックス1733801.242
2017オリックス41000.000
2018オリックス7618651117.274
2019オリックス39611019.164
2020オリックス7118949623.259
2021オリックス9123852425.218
2022オリックス7620547321.229
2023日本ハム8922946312.201
2024日本ハム6216540021.242
2025日本ハム6415838211.241
2026阪神349019010.211
通算667160536921152.232
出典:NPB公式サイト ※成績は2026年7月30日時点のもの

伏見寅威の年俸推移

シーズン所属球団推定年俸増減・備考
2013年オリックスバファローズ1,200万円新人契約
2014年オリックスバファローズ1,200万円現状維持
2015年オリックスバファローズ1,000万円−200万円
2016年オリックスバファローズ1,100万円+100万円
2017年オリックスバファローズ1,100万円現状維持
2018年オリックスバファローズ1,000万円-100万円
2019年オリックスバファローズ2,200万円+1,200万円
2020年オリックスバファローズ1,650万円-550万円
2021年オリックスバファローズ2,650万円+1,000万円
2022年オリックスバファローズ4,500万円+1,850万円
2023年日本ハムファイターズ4,500万円FA移籍
現状維持
2024年日本ハムファイターズ1億円+5,500万円
2025年日本ハムファイターズ1億円現状維持
2026年阪神タイガース1億円現状維持
(阪神へトレード)
出典:週刊ベースボールONLINE

2019年のアキレス腱断裂という大きな怪我からリハビリを経て復調し、2021年には自己最多となる91試合に出場して年俸を大きく伸ばした点が特徴的です。

2022年オフにはFA権を行使し、3年総額約3億円規模の大型契約で日本ハムへ移籍。

ベテランとしての実績と経験値の高さが評価されていることがわかります。

伏見寅威の今後の展望

2025年11月のトレードで阪神へ加入した伏見選手は、坂本誠志郎選手や梅野隆太郎選手といった実力派捕手陣がひしめく中でのポジション争いに身を置くことになりました。

しかし2026年シーズンは髙橋遥人投手とのバッテリーを中心に出場機会を重ね、経験豊富なリード面やベテランとしてのチームマネジメント能力が評価されています。

36歳という年齢を考えると、今後は正捕手争いに加わりつつ、若手捕手陣の指導役やチームのまとめ役としての役割も一層期待されるでしょう。

オリックス時代から培ってきた「ムードメーカー」としての存在感は、優勝を目指す阪神にとって数字だけでは測れない価値を持っています。

今後もケガなく息の長い活躍を続けられるかが、キャリアの後半戦における大きな注目ポイントとなりそうです。

伏見寅威の家族は?

伏見寅威選手の名前の由来には、家族にまつわる印象的なエピソードがあります。

父親の伏見秀俊さんは、全国大会に出場経験のあるラグビー選手で、中学校教師(体育科・ラグビー部顧問)を務めていたと伝えられています。

ラグビーの得点プレーである「トライ」にちなみ、「何事にも挑戦してほしい」という思いを込めて「寅威(とらい)」と名付けたそうです。

伏見選手自身は「子供の頃の写真を見返すと、ラガーシャツを着せられていたり、横にラグビーボールが転がっていたりした」と振り返っており、父親としてはラグビーの道に進んでほしいという思いもあったようです。

結果的に野球の道を選んだ伏見選手ですが、小学生時代に主将としてチームをまとめる姿勢の大切さを父親から厳しく諭されたエピソードも伝えられており、これが「キャッチャー=チームをまとめる立場」としての姿勢の原点になったとも言われています。

伏見寅威の結婚・彼女は?

伏見寅威選手は2017年1月に結婚を発表しています。

お相手は福岡県出身の一般女性で、結婚前は司会業に携わっていたと報じられました。

二人は2015年に共通の知人の紹介で知り合い、交際から約1年半後に結婚に至ったとされています。

結婚発表当時、伏見選手は「結婚して、気持ちが変わりました。活躍することで、嫁に日頃の感謝の思いを伝えたい」とコメントしており、家庭を持ったことが選手としてのモチベーションにもつながっている様子がうかがえます。

なお、奥さまはアスリートフードマイスターの資格を取得し、食事面で選手生活を支えているとも伝えられています。

2019年のアキレス腱断裂という大きな怪我の際にも、そばで支え続けた存在として紹介されることが多く、公私にわたって伏見選手を支えるパートナーであることがうかがえます。

奥さまは一般女性であるため、詳細な情報や写真などは公表されていません。

まとめ

伏見寅威選手は、北海道千歳市出身、東海大学付属第四高等学校から東海大学を経て2012年ドラフト3位でオリックス・バファローズに入団した捕手です。

オリックスでは日本一に貢献し、FAで日本ハムへ、そして2025年のトレードで阪神タイガースへと活躍の場を移してきました。

「キャッチャーの人」という愛称に象徴されるように、実力だけでなく人柄の良さやチームを支えるムードメーカーとしての存在感も大きな魅力です。

父親から受け継いだ「何事にも挑戦する」という名前の由来通り、36歳となった今も新天地・阪神で新たな挑戦を続けています。

今後の活躍にもぜひ注目していきましょう。

Q&A

Q1. 伏見寅威選手の出身地はどこですか?

A. 北海道千歳市出身です。高校は東海大学付属第四高等学校(現・東海大学付属札幌高等学校)、大学は東海大学に進学しました。

Q2. 「キャッチャーの人」というあだ名の由来は?

A. 2026年4月29日のヤクルト戦後、バッテリーを組んだ髙橋遥人投手が他の捕手陣への配慮から名前を伏せて「キャッチャーの人」と発言したことがきっかけです。その後、伏見選手本人が自己紹介の際にこのフレーズを使い、ファンの間で広く知られるようになりました。

Q3. 伏見寅威選手はどの球団でプレーしてきましたか?

A. 2013年から2022年までオリックス・バファローズ、2023年から2025年まで北海道日本ハムファイターズ、そして2025年11月のトレードにより2026年から阪神タイガースに所属しています。

Q4. 伏見寅威選手の年俸はいくらですか?

A. 2026年シーズンの推定年俸は1億円で、前年から現状維持となっています。詳しい推移は本記事内の年俸推移表をご参照ください。

Q5. 伏見寅威選手は結婚していますか?

A. はい。2017年1月に結婚しており、お相手は福岡県出身の一般女性です。子供に関する詳細な情報は公表されていません。

Q6. 伏見寅威選手の名前の由来は?

A. 父親が全国大会出場経験のあるラグビー選手だったことに由来します。ラグビーの得点プレーである「トライ」にちなみ、「寅威(とらい)」と名付けられました。

Q7. 伏見寅威選手の名前はなぜ「寅威」と書くの?

A. 「寅威」と書いて「とらい」と読みます。ラグビーの得点プレー「トライ(TRY)」の響きに、「何事にも挑戦してほしい」という父親の願いを込めて漢字が当てられました。干支の「寅」を用いつつ、力強さを感じさせる名前になっています。

Q8. 伏見寅威選手の背番号は?

A. 阪神移籍後の背番号は「17」です。オリックスバファローズ時代と北海道日本ハムファイターズ時代は「23」を着けていましたが、阪神移籍にあたって背番号が変更されました。なお、阪神タイガースにおいて背番号「23」は永久欠番(吉田義男さん)となっています。

Q9. 伏見寅威選手はFAで日本ハムへ移籍した?

A. はい。伏見選手は2022年オフに国内FA権を行使し、地元・北海道出身であることもあって北海道日本ハムファイターズへ移籍しました。その後2025年11月に、島本浩也投手との交換トレードで阪神タイガースへ移籍しています。

Q10. 伏見寅威選手は阪神で正捕手になる?

A. 阪神には坂本誠志郎選手や梅野隆太郎選手といった実績のある捕手陣が揃っており、正捕手の座は激しい競争になっています。2026年シーズンは髙橋遥人投手とのバッテリーを中心に出場機会を重ねており、ベテランならではの安定したリードで結果を残せば、今後さらに出番を増やしていく可能性があります。

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